博士って何??
どうも、しーるどです。
「博士」について私見を書いていこうと思います。
皆さんは「博士」をご存じでしょうか??
オーキド博士(@某モンスター育成ゲーム)
お茶の水博士(若い人知らないかも)
とか、博士がつくキャラクター名のことではありません。
Wikipediaによれば、「国の高等教育機関・体系の中で与えられる学位のうち最高位のもの」とあるように、大学の上の大学院の博士後期課程を修了すると得られる学位のことです。
昔はさらに上の大博士なんて学位もあったようですが、授与例は無いまま、無くなったそうです。
博士は専攻分野によって名称が異なります。
大きく分類して、博士課程在籍者の専攻分野の割合は、図1のようになっています。
理系分野が多いですね。医学系が最も多く、次いで工学系です。
文系分野の博士ももちろんおられます。
1991年までは、工学博士、医学博士、理学博士など、「●●博士」という名称でわずか19種類のみ存在していました。
1991年以降、「博士(●●)」と専攻分野がカッコで後付けされるようになりました。
私”しーるど”は、機械や電子等の工学分野を修了したので、博士(工学)を授与されています。
専攻分野の名称も徐々に細分化され、現在は博士(バイオサイエンス)、博士(システムズ・マネジメント)、博士(コミュニケーション学)など、横文字?の専攻分野も多くなり、なんと合計で700種類以上の博士(●●)が存在するそうです。
博士号を取得する目的
第一生命の「大人になったらなりたいもの」ランキングでは、
男の子が将来なりたい職業として、「学者・博士」が毎年上位に食い込んでいます。
また、ちょっと古い言葉ですが、子供の将来について期待をこめて、
「末は博士か大臣か」なんて言われていたこともあります。
しかし、現在博士号は「足の裏の米粒」(取っても食えないが、取らないと気持ち悪い)と揶揄されるように、実質的な価値はかなり下がっていると思います。特に日本国内。
本当にその通りです。
博士号取っただけでは絶対に食っていけません。
博士は、「公認会計士」や「弁護士」のような業務独占資格(その資格を持っていないと携わることが許されていない業務を、独占的に行うことができる資格)ではありません。
いや、
そもそも資格ですらありません。単なる?学位です。
いやいや、
それどころか、博士号について、とてもネガティブな意見も多くあります。
そんな足の裏の米粒で、ネガティブな意見もある博士号なわけですが、毎年、大学院へ進学する人が後を絶ちません。
それは何故か。
「●●について研究を深め、その道を極めたい!」という人がいます。
「▲▲で世界初の技術を開発し、産業の発展に貢献したい!」という人もいます。
・・・立派なことだと思います。
私の場合は、そんな崇高な目的ではなく、
研究者としてハクをつけるため博士号の名前が欲しかった
というのが最初のホンネです。
はい、見栄です虚栄心です。すみません。
でも私のような目的の人も多いんじゃないかな~と思ったりします。
私は大学院の博士前期課程(修士)を修了し、新卒で某電子部品メーカの研究部署(いわゆる研究所)に入りました。
企業にもよると思いますが、研究所と呼ばれるところには、博士号持ちが沢山います。
ふつうに仕事している分には、博士号の有無は気になりません。
前述のように、業務独占資格ではないからです。
博士号を持っていなくても、研究開発はできるし、成果も出せます。
でもふとした瞬間に感じてしまうんです。
博士号を持っていないことの劣等感を。。。どうしても埋められない心の隙間を。。
私は、そんな不純?な目的で、働きながら大学院の博士後期課程に進学することを決めました。
でも、実際に進学してみると、得られるものも多くありましたし、振り返れば実りの多い有意義な経験でした。
この記事のシリーズでは、社会人博士の実態やメリット・デメリット、仕事との関係性について述べていきたいと考えています。本当に私見なので、一般的な話ではありません。
長くなりましたが、よろしくお願いいたします!
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